どうも体の火照りが止まないので、自販機にスポーツドリンクを買いに出た。
家を出て、たった15メートル。そのほんのわずかの直線で、
遠くのビルのネオンが点滅するのを眺めて歩いた。
そしてふと自分が今日一日も笑っていない事に気づく。今も。
笑えないのだ。何においても。おかしい。
何が。笑えないのか。何を。笑いたいのか。
そういえば、帰ったというのに、実家にも顔を出していない。
(本気で今気づいたぞ。)
ただいまの一言も、笑顔で言えない。
ささいな出来事でも、簡単に笑顔を無くせる。
それは大切にしていたものを、簡単に壊してしまうかもしれない。
自販機から戻って、ふらふらと自宅マンションに入るとき、
家の全景を捉えて、その光景が久しぶりで、
この家を守るのは…、この家を守るのは、私なんだ。と思った。
それから、
鍵をふらふらとドアにさす時に、高校時代を思い出した。
高校2年の夏に部活を引退した頃から3年の冬まで、毎日学校から帰っては
狂ったようにひとりで映画を見ていた。きっかけは、思い出せない。
コンソメパンチとサントリーウーロン茶のセットを毎日(本当)欠かさず買って、
毎日16:30-18:30、姉が部屋にいない間、許された時間、テレビの目の前で体育座りして見ていた。
でも思い出した。
映画を見終わったあとには、上映10分で食べ終わったコンソメパンチの袋と、
飲み残しのウーロン茶と、リアルに部屋の角で隠れるように体育座りしている自分。
一年間、そんな自分。
知っていた。
映画が好きなのではない。あれはただ、映画に逃げていたのだと。
現実の制約から逃げられるのはそこしかなかったと、思っていたんだと。
それでも映像を学んで、カメラが好きになれた。
編集は、別に好きではなかった。けど、今は楽しいと思っている。
今、誰かを納得させて、挑戦できるビデオを作ること。
仲間といえる誰かと作りたい思いは持ちつつも、その気持ちは持ちつつも、
今できることは、あると。
眺めてるだけでは変わらない。マジで笑えない。
家族も守れないし。
私はきっと、もう長男なんだろう。
なんにせよ変化は必要だ。どうなろうとも変化は必要だ。
まず。
tone
自問自答。そう、記憶も自ら消去して…
あれ、今書いてたら、改めてこれ今にぴったりじゃ。